2011年3月に発生した東日本大震災。紙のカルテや多くの母子手帳が津波によって流されました。医療関係者だけでなく、災害弱者である妊産婦さんやお母さん自身も、自分と赤ちゃんの医療・健康情報へのアクセスが困難でした。
日本には、妊婦から出産、育児の過程を記録する母子健康手帳があります。「母子の健康記録」と、お母さんと医療関係者をつなぐ「コミュニケーションツール」の役目があります。途上国では、このような「お母さんの手元に自分と赤ちゃんの健康医療記録を残し、お母さんと医療関係者とが必要な時にいつでも見ることができる仕組み」は普及していません。
自然災害と被害は増加しています。ともすれば災害時には後回しにされてしまう妊産婦や子ども達を一人でも多く救いたい、そんな思いから私たちの活動は始まりました。
Save the
Babyは、東日本大震災の教訓をいかし、途上国の通信環境で普段から使い、災害に備える新たなモバイルヘルスアプリを提供します。自分自身の医療記録を安全に保管し、かつ、安全にアクセスすることができるシステムは、医療機関やヘルスケア情報にアクセスできなかった途上国の女性や妊産婦さんにとって、より質の高いヘルスケアサービスの提供できる仕組みへと可能性が広がります。
「すべての女性と子どもが健康で幸せに暮らせる世界を作りたい」
それが私たちSave the Babyの願いです。
https://www.137.co.jp/activities/savethebaby/